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ほんとありがとう。ごめん。ぼくは今日も今日とてお酒です。今年に入ってから、だいたい毎日焼酎1〜2本のペース。プラス外ではビールや熱燗をしこたま。ごはんなんて食べなくてもぜんぜん平気だ。そういえば髪を切った。1003年ぶりぐらいに、ヘアーサロンに行った。カットでおねがいしますって。カット。カットしてもらった。やーいオカマ。さすがに31世紀にもなるとね、だいたいのことはもう終わっちゃってるの。ぼくの人生も。そんなの当たり前だから、気にするほどのことじゃない。今日は本気でおすすめバンドを紹介します。関西で活動中のあじさい切符で（試聴できます）。「キャンディーは〜」で始まってサビで「サンデーモーニン〜」と歌う『アンガール』は、世界中のベルベッツ・フォロワーを黙らせる革命的な一曲だと思う。『猫と太陽』や『夏の午後』も文句なしに名曲。誰か東京に呼んで。
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ウニ江さんは血液検査の結果がひどくって、手術中止になった。けろっとして帰ってきた。血がだめだって。きっとぼくに似ちゃったんだ。ひどいよな。かわいそう。ごめん。最近はごめんばっかり。ほんとおまえには悪いと思ってる。だからなくなったスプーンがベッドの中で見つかっても、すごいねー、よくできたねーって、ほめてやるんだ。たくさんなでてあげるんだ。おてんばでもいい。もうほんと、いてくれればそれでいい。でもできたらぼくより長生きしてくれ。たとえばわずか一日でもいい。ぼくよりあとで死んでくれ。何もいらない、俺の手を握り、涙のしずくふたつ以上こぼせ。お前のおかげでいい人生だったと、俺が言うから、必ず言うから。やばい泣けた。ありがとうウニ江さん。俺死んでもぜったいおまえのこと、忘れない。あの、さだまさしが出たんでついでの話、最近はミドリカワ書房ばっかり聴いてます。作り話にまんまと泣かされちゃうようなの、北の国からとかドラえもんとか、やっぱどうしたって好きだよね。そういうのなら気楽でいいよ。
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ずっと息をひそめて留守のふり。あの頃はよかったって、言いたくて、言えるように、それだけでずっとがんばってんだ。言わせろよ。1000年も経てばもういいだろう。言わせろよ。あの頃はよかったよくそう。ぼかぁねえ、本当でいたいだけなんだよ。って、酔っぱらってくだ巻く相手も今日はいない。ウニ江さんは手術に行ってる。ふかふかのお腹に包帯巻かれて帰ってくんのかな。まったくお酒だよ。お酒はいいよ。いんちきやろうはみんなもっとお酒を飲めばいい。酔っぱらうってのは、本当の自分が濃縮されて出てくることなんだと思う。しゃべりすぎたり、ちょっと失敗したり、どうでもいいうそをついたり、悲しいことでものすごく落ち込んだり、大事なものを強く願ったり。1000年後のためにずっとがんばって、今でもまだがんばってる。ぼくは本当でいたいのよ。こっちの暮らしは、結局そっちとあんまり変わらない。焼酎をお湯で割って、ぐるぐるする頭で天井の模様を数えて、たまに窓を開ける。まじめに並べなおしてみながら、とりあえず一日ずつ過ぎる。だまってようと思ってたんだけど、どうせここは見世物小屋だ。
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毎日よく昔のことを思い出してます。1000年も経ってしまえばどれもこれもいい思い出で、でもよかった度で言えば0.2ぐらいの、まあぜんぶふつう。ふつうふつう。なんにもなかった。たいしたことはひとつもなかったです。そういえばこれもたいしたことない思い出だけど、2005年の正月早々、バイクで人んちの生け垣に突っ込んで流血しました。真夜中だったのでそのまま逃げてきちゃったけど、まずかったかも。それにしてもヘルメットってすごい。青春あばよと思った瞬間、「ガッチーンふわぁ〜」です。ふわぁ〜のところスローモーション。それ以来ずっと首が痛いけど、バイクはまあまあ無事みたいだし、よかった。ついてた。うん、これも、よかった度0.2。そんな調子です。おえー。
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おめでとうございます。 お元気でしょうか。新年ということで、思いきって3005年に引っ越してきました。まあ、夜逃げですよ。こっちにはほとんど人がいないので少しさみしいけれど、同じ本を何度も読んだり、テレビをビデオに録って見なかったり、八百屋でみかんを買って顔を描いたり、どうにか楽しく暮らしています。あいかわらずお酒を飲みつづけていて、コンビニではいつもへんな時間にへんな格好でお酒買いにくるアル中おじさんだと思われてんだろうな。お腹もこわれっぱなしで、でもウニ江姉さんがぼくのぶんまでふっといやつしてる。たのもしい。それにしても、ぼくの部屋はいまだに寒い。温暖化とかしたらいいのに。ガタガタふるえて汗がだらだら出る。こんなにもウーロンハイはあたたかく しどろもどろに吾はおるなり。ひどい気分はつづきます。
Sugarhill Downtown Orchestra / Mmcd
POMERANIANS / いろいろ 
PONY / Leafsongs
青春ミッドナイト
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なんかたのしいのはきっとクリスマスだし年末だからだ。一緒に遊ぶ人もいないし、年賀状書く相手もいない。なんだか、すっごいひま。ひまでいい。それにしても、ほんとぼくには飲み友達がいないな。飲み友達っつうか、飲まぬ友達だっていないな。みんなどこ行ったんだろう。残ってるのはウニ江さんだけだ。だから、とりだんごのお鍋だっておいしいお酒だってデザートのバナナだってぜんぶひとりじめなのです。ばんざあい。ちょっと早いけど自分にクリスマスで新しいしゃぼん玉機械を買ったよ。わあ、これ欲しかったんだ。こんど窓からやろう。なるべく家でぜんぶすまそう。ひとりで家にいるのって、いいな。家寒いけど、いいなあ。あのね、何が一番いいかって、いつでも好きなときにトイレに行けること。あっ、トイレット行きたい！って思ったら、すぐ行くのも自由、がまんするのも自由、やっぱりがまんするのあきらめるのも自由。いつ入っても臭くないし、誰かがなかなか出てこなくてもらしてしまう心配もなし。まあもらすのも自由だし。あー、ずっと探していた自由の国はこんなところにあったのだ。他になにもいらない。
